十五条のお袈裟 完成いたしました!!
十五条のお袈裟
世間の衣服は欲のけがれをませども、
如来の法服ははかくのごとくならず』
(正法眼蔵より)
まるで、きれいにならんだ田んぼのように見えませんか?
お袈裟は別名「福田衣・ふくでんえ」といいます。
迷いの多い人生において必要な「こころの糧」を生み出す田んぼをかたどっています。
ご飯を食べて生きていかなければならない人の人生には いろいろな我欲がつきまといます。
その「欲」を包み込み、養分にかえ「福」とする。
長く使われてきた布を再利用して、法服・お袈裟として僧侶が身に付けることで
「世間のけがれ」がきよめられます。
古布たちが生まれ変わった時、皆さんへ「福を生じさせる」力となるのです。
古布を山形に切り、古い紬の着物をほどいてアゼを置き ひとはり、 ひとはり、
多くの手によって作られた「十五条のお袈裟」。
満德寺の十五条のお袈裟は 皆さんを「幸福」へ向かわせてくれるでしょう。
10月18日の晋山式には 満德寺6世として新住職が「十五条のお袈裟」をまといます。